日常生活

子育て中でもピラティスで整える|忙しい毎日に“ゆるっと”自分時間を

子育て中って、自分の時間がどんどんなくなっていきますよね。 朝は子どもの着替えにバタバタして、ごはんを食べさせて、気づけばもうお昼…そして夕方には怒涛の夜の時間。 そんな毎日のなかで、ふと鏡に映った自分を見て「え、私ってこんな姿勢だったっけ?」と驚く瞬間、ありませんか? 当時の私は自分の姿をみて、「ゾンビみたいだ」と思いました笑 体のゆがみ、肩こり、呼吸の浅さ。毎日の寝不足にストレス。「なんとなく不調」は、ピラティスで少しずつ整えていけるかもしれません。 今回は、子育て中にピラティスを取り入れるメリットと続けやすい方法について、リアルな視点からまとめてみました。

子育てとピラティス、なぜ相性がいいの?

ピラティスはもともとリハビリ目的で生まれたエクササイズ。

体幹(インナーマッスル)を意識しながら、呼吸とともにじっくりと体を整えていきます。 激しい運動ではないので、産後の体にもやさしく、少しのスペースと短い時間で取り組めるのが魅力。

特に子育て中は「自分のケアは後回し」になりがち。でもピラティスは「ながら」でもできて、心と体のリセットにぴったりなんです。

たとえば、寝かしつけのあと5分だけマットに座ってストレッチ…そんな小さな一歩が、気づけば心地よい習慣に。

ピラティスを取り入れて感じた3つの変化

私自身も、娘が1歳を過ぎたあたりからYouTubeを見ながらこっそりスタート。最初は「これで効いてるのかな?」と半信半疑でしたが、数週間続けると、じわじわと変化が。

  • 姿勢が良くなった:子どもの抱っこや前かがみの姿勢で丸くなっていた背中が、自然と伸びやすくなりました。
  • 肩こり・腰痛が軽減:深い呼吸とともに動くことで、体のこわばりがゆるみ、軽さを感じられるように。
  • イライラが減った:呼吸と向き合う時間を持つことで、心にも“間”が生まれ、気持ちの余裕につながります。

心も整う、ピラティスのメンタル効果

実はピラティスには、体だけでなく精神的な疲れをやわらげる効果もあります。

深い呼吸を続けることで自律神経が整い、気づけば気持ちがすっと軽くなる。
これはピラティスの大きな魅力のひとつです。

私自身、毎日ヨガとピラティスを続けていて、特に寝る前のヨガのあとには「心がほどける」ような感覚になります。
ヨガのポーズでシャバーサナという亡骸のポーズと呼ばれる物騒な名前のポーズがあるのですが、ヨガの最後の締めでやると体と心がものすごく軽くなったような気持ちになれるんです。

さらに、スマートウォッチでストレス値をチェックすると、ヨガを終えた直後に数値が一気に下がっているのがわかるんです。

体の変化以上に、心の重さがふっと軽くなる。その実感こそ、ピラティスの“続けたくなる力”かもしれません。

続けるコツは「完璧を目指さないこと」

正直、毎日ちゃんと時間を設けて続けるのは難しい。

でも、それでいいんです。

5分でも、1ポーズだけでも、「今日も自分に時間を使えた」その実感が心の支えになります。
子どもが真似してきたら一緒にやってしまえばいいし、テレビ見ながらでも家事のちょっとした動作にティラピスの動きを入れても大丈夫です。

ポーズがうまくできなくても気にしない。 私もやり始めたころは身体が固くて、「ぐおぉぉぉ!!」と雄たけびを上げながらもできないポーズはありました。

でも、それが徐々に出来るようになってくるのもピラティスの楽しいところなんです。 「今日はこれだけできた」と思えるだけで、自分を肯定できる瞬間になります。

おすすめのピラティス導入法3選

 

  • YouTubeで気軽に:「産後 ピラティス」で検索すると、短時間でできる初心者向け動画がたくさん。B-Flow(まりこさん)などが人気です。

  • オンラインレッスン:時間を決めて参加することで「今日はちゃんとできた」と感じやすく、モチベーションも維持しやすいです。
いつでも、どこでも、よりソエル。オンラインヨガ ソエル

 

  • 託児付きスタジオ:近所にあれば、リアルに体を動かせる貴重な時間。プロに見てもらうことで体の使い方のクセもわかります。

ピラティスは“脳”にも効く?加齢とともに意識したいこと

ピラティスというと、「体幹を鍛える」「姿勢が良くなる」といった効果がよく知られていますが、実は“脳にも良い刺激”があることをご存知でしょうか?

年齢を重ねると、どうしても脳の働きにも変化が出てきます。集中力や記憶力が落ちたり、「あれ、何をしようとしてたんだっけ?」なんてことも増えがち。
でも、ピラティスはそうした変化にもやさしく働きかけてくれるんです。

ピラティスでは、「今、自分の体がどう動いているか」を意識する時間がとても大切にされます。
この“意識的に動く”ということが、脳の前頭葉や運動野を刺激してくれるんですね。

私自身も毎日ヨガやピラティスをしている中で、「今日は体の左右差が大きいな」とか「呼吸が浅いかも」などの小さな気づきがあるんです。
そういう感覚に意識を向けていると、不思議と頭がスッキリしてくるような感覚があります。

さらに、ピラティスで姿勢が整うことで呼吸も深くなり、脳への酸素供給が良くなるとも言われています。
血流が良くなれば、自然と気持ちも前向きになりますし、日々のメンタルケアにもつながりますよね。

子育て中はつい「頭が回らない」「物忘れが増えた」と感じがちですが、それって決して年齢だけのせいじゃなく、休む暇のない毎日で脳が疲れているだけなのかもしれません。

だからこそ、ピラティスの時間を“脳のリセットタイム”として取り入れることは、これからの自分のためにも、とても意味があることだと思います。

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子育ての中で「自分を取り戻す」時間づくりに役立つ内容をピックアップしています。ピラティスと一緒に、心のケアの習慣も取り入れてみてくださいね。

まとめ|ピラティスは“静かな味方”

子育てに追われる日々のなかで、ピラティスはまるで“静かな味方”。 ドタバタの毎日のすき間に、自分を整える数分間があるだけで、明日が少しやさしく感じられるかもしれません。 体も心も、リセットする時間。完璧じゃなくていい、続けなくてもまた戻ってきたらいい。ピラティスは、そんな自分にやさしくなれる習慣です。

1回たった5分でもOK。子どもとの時間を大切にしながら、自分も大切にできる「ゆるピラティス」、ぜひ試してみてくださいね。