赤ちゃんは「クーイング」や「喃語」といった赤ちゃんの時だけの特有の言葉で話します。
うちの子も喃語で言葉を発するようになって、子供とできるコミュニケーションが日に日に増えてきて、毎日それを楽しみに喃語で会話をしています。
でも、喃語とクーイングはどんな違いがあるんだろうとか「うちの子はクーイングをしないんだけれど、大丈夫かな?」なんて不安になったりすることもあると思います。
そんな疑問や不安が解消できるように解説していきます。
目次
クーイングが出ないと不安だった私の体験
参照元:https://www.mamanatural.com/when-do-babies-start-cooing/
娘が生後2ヶ月を過ぎたころ、SNSなどで繋がっているママやパパが「最近うちの子、あーって話しかけてくるんだよね」と話しているのを聞いて、内心少し焦っていました。
我が家の子はよく笑うけれど、声を出して何かを言うような様子はなく、「あれ?うちの子は大丈夫、、、?」と育児本を漁った日々。
そんなときに知ったのが、“クーイング”という言葉でした。
クーイングとは?発声の仕組みと適切な時期
参照元:https://www.babycenter.com/
クーイングとは、生後6〜8週頃に赤ちゃんが喉の奥から「うー」「あー」といった音を出す発声のこと。
まだ唇や舌をしっかり使わず、空気の響きや喉の動きだけで音を作り出している段階です。
言葉にはなっていなくても、これが「コミュニケーションの第一歩」と考えられていて、赤ちゃんは親の顔を見ながら、声を出すことで“やりとり”を学んでいます。
だけど、クーイングをしないことも決して異常なことではないようです。
「でも、クーイングでコミュニケーション能力の発達に影響しているなら、成長したときに大丈夫なの?」と不安になられるかもしれませんが、クーイングをしなかったからといって口数が少ない子になったり、うまくコミュニケーションができないなどといった事はないようです。
うちの子はクーイングするのが少し遅く、「大丈夫かな?」と心配になった事もありましたが、4歳になった今、あぁ言えばこう言うみたいな感じでたくさんお喋りをしてくれます。笑
喃語期に入ったら?“会話のキャッチボール”で育む笑顔育児
参照元:https://www.mamanatural.com/
生後4ヶ月を過ぎたころから、赤ちゃんの発声はさらにバリエーション豊かになります。これが“喃語(なんご)”と呼ばれる段階です。
「あうあう」「ぶーぶー」「だーだー」など、舌や唇を使って発声する音が増え、「お話している」ように感じる方も多いと思います。
ここでは“会話のキャッチボール”が大事になってきます。
赤ちゃんが何か言ったら、一度間を置いてから「そっかそっか」「うんうん」と返してあげると、向こうもまた反応してくれるようになります。
我が家では子供が喃語を話している時は、なるべく同じテンションで返事をするようにしていました。
すると、クーイングの時とは違って、会話のキャッチボールのように喃語でコミュニケーションをとれるようになりました!
赤ちゃん「あう!」
私「あう!」
赤ちゃん「あう!」
私「あう!あう!」
赤ちゃん「あう!あう!えへへへ!」
みたいな感じで、最後にオードリーの漫才のように二人で笑いあうというような場面が多くなりました。
コミュニケーションで子供の笑顔を引き出すのがとにかく可愛くて、楽しくてとても大好きな時間です。
赤ちゃんにとっても親がリアクションをしてくれるのが楽しくて、喃語での会話を楽しんでいると思うのですが、親の私からしても今までは声をかけてもリアクションがなかったのが、明確にリアクションをとってくれるのうれしいです。
こういう親と子のコミュニケーションが、将来的に社会性を身につけいく基礎になっていくんだと思います。
子どもが4歳になった今、当時の動画などをみると喃語で話しかけてくれるわが子が本当にかわいくて癒されます。
喃語は本当に一時の期間だけなので、記録に取っておくのは是非お勧めします!
専門家による月齢別の発語チェックポイント
- 生後1〜2ヶ月:クーイングが見られ始める
- 生後3〜4ヶ月:笑顔や喃語の兆しが出てくる
- 生後5〜6ヶ月:喃語が増え、声の高さや抑揚がつく
- 生後7ヶ月以降:「あーま」「だーだ」など意味のない反復語が出やすくなる
ただし、あくまでも“目安”。赤ちゃんには個性と発達のペースがあるので、「周りと違う=遅れている」わけではありません。
喃語でコミュニケーションできる時間を大切にしよう
喃語で会話できるのは1歳前後までと言われています。
きっとおしゃべりができるようになったら、その時間も大切になるんだとは思いますが、人生の中で喃語で会話をできるのは今だけだと思います。
子供が成長していく段階で、きっとうれしいこともたくさんありますが、同時にさびしくなることも多いんだろうなと思います。
子供といっしょに過ごす今を大事にしていきたいですね!