日常生活

戸建ての“子育てメリット・デメリット”を深掘り|育児家庭が感じたリアルな実情

子育て世帯で「マンション?それとも戸建て?」と迷う方は多いはず。私も、最初はマンション中心で物件探しをしていましたが、子育てを始めてから戸建てに住んでみて初めて分かった本音があります。この記事では、実際に育児しながら感じた戸建て住宅のメリットとデメリットを、生活感たっぷりにリアルにご紹介します。

\子育て家庭こそ戸建てにして良かった3つの理由/

1. 圧倒的に広い!“のびのびスペース”で子育てラクラク

同じ予算なら、戸建ては間取りも部屋数も断然広い。リビング脇にプレイルームや書斎、物置、ゲストルームなど、余裕を持って配置できるのは大きな魅力です。

実際、私たちも「ここを子ども部屋にしよう」「家族のワークスペースも確保しよう」と理想がどんどん広がりました。

2. 騒音を気にせず、子どもと全力で遊べる!

夜泣きや走り回る音も、戸建てなら“ご近所への遠慮”が不要。マンション時代は小さな足音にも怯えていましたが、今はリビングで全力で遊ぶパパとのびのび育児が可能です。

音だけでなく、自分たち以外の音にも悩まされないのは、思っている以上に暮らしやすく感じています。

3. “自分色にできる自由さ”が嬉しい!

外壁や庭の改装、DIYキッチン、ペット飼育……自由に家いじりができるのは、戸建てならではの楽しみ。

我が家には屋上にバルコニーがあるので、夏はプールに入ったり、家族で食事をしたり、園芸なんかしたりしています。
間違いなく自分たちだけの空間なので、誰の目も気にすることなく過ごすことができます。

それに戸建てだとペットの飼育も自由なのは動物好きなには大きなポイント。
マンションだと部屋を購入したとしてもペット禁止のパターンが多いですし、買えたとしても制限がついているのが普通です。

我が家には猫が三匹、自由気ままに暮らしていますが、それができるのは戸建てに住んでいるからだと思います。

もちろんご近所トラブルになるほどの騒音や匂いを発生させたりはダメですけどね。笑

「自分の城」を育てている実感が味わえるのも、大きな魅力です。

\でもやっぱり、戸建てには気を付けたい“リアルなデメリット”/

1. “立地で妥協”するケースも多い

戸建ては駅遠になりがち。日々の買い物や通園保育園送迎の際に、「ベビーカー+抱っこ」で駅まで歩くのは結構しんどい現実もあります。

夏場は抱っこでの通園はキツかった、、
今は手を繋いで通園していますが、今になってみると毎日抱っこでしんどかった通園も良い思い出になったりします。
働いているとどうしても子供と触れ合う時間が削られてしまうので、ちょっと長い通園時間も子供とコミュニケーションを取る大切な時間だったりもします。

あとは保育園を選ぶ時に「駅経由ルート」で探せるという利点もあり、むしろ通園ルートが楽になったという面もあります。

2. “面積ゆえの負担”が光熱費に直結

広い家は快適ですが、その分、冬の暖房や夏の冷房の電気代・ガス代などの光熱費が大きくかかります。

私も最初の冬は請求額を見て驚き、「これ、ずっと続くの…?」と顔が真っ青になりました。笑

3. メンテナンスは“全部自己責任”

マンションでは管理会社が行ってくれる点検や修繕も、戸建てでは自分たちで手配・支払いする必要があります。

外壁塗装、庭木の剪定、水周りなど、手がかかる部分は“全部自分たち”になるのが、意外と大変なポイントです。

ただマンションでも月々の管理費もかかりますし、何かあったときに連絡したり立ち会う必要があるのでそこまで大きなデメリットには感じていません。

|戸建て vs マンション|実際のコスパはどっちが得?

「マンションと比べて、戸建ては本当にコスパが良いの?」という声は多く聞かれます。
実際に暮らしてみて感じたコスト面でのリアルな違いをまとめました。

✔ 購入価格:同じ立地ならマンションの方が割高

駅近・人気エリアで比較した場合、マンションの方が坪単価が高く、購入価格が割高になる傾向があります。

例えば同じエリアで探しても、マンション3LDK:5,500万円/戸建て4LDK:4,800万円といったケースも。

ただし、マンションは住宅ローン以外に管理費・修繕積立金・駐車場代が毎月かかる点にも注意が必要です。

✔ 毎月のランニングコスト:マンションは管理費が重い

マンションの場合、毎月管理費:15,000円~20,000円+修繕積立金:10,000円前後がかかるのが一般的。
駐車場代が別途である場合は、さらに月数千~2万円の負担になります。

戸建てはその分、自分で積立・修繕を計画する必要がありますが、固定費としての支出は抑えやすいです。

✔ 光熱費は戸建ての方が高めになりやすい

建物面積が広い戸建てでは、冬の暖房代や夏の冷房代がマンションより高くなりやすいです。

特に断熱性能が低い物件や、吹き抜け・天井高の設計がある場合は冷暖房効率に注意が必要です。

逆にマンションは気密性が高く、上下左右に住戸があることで空調効率が良い傾向があります。

✔ 売却時の資産価値:戸建ては土地次第、マンションは築年数が鍵

マンションは築20~30年を過ぎると大幅に価格が下落するケースが多いです。一方、戸建ては建物の価値が下がっても「土地の資産価値」が残るため、立地が良ければ長期的な資産として強みがあります。

【まとめ】子育てコスト+将来の価値まで考えると…?

月々の出費を抑えられる戸建ては、子どもの成長に伴う支出(学費・習い事・生活費)を考えた際に、長期的な視点でコスパが高いと感じています。

もちろん物件や立地によって差はありますが、管理費がかからない分、“自由度の高さ+支出コントロールのしやすさ”が戸建ての大きな魅力です。

「総額だけでなく、10年・20年後にどうなるか?」という視点で比較すると、より後悔のない選択ができると思います。

|育児中の戸建てを選びたくなる理由とは?|私の実感10選

  • 収納が複数スペースあるので、子育てグッズを回しやすい
  • 庭遊びが可能で、子どもの創造性も育つ
  • 子どもの自転車練習も自宅で安心してできる
  • 物音を気にせず、家族で歌って踊ってもOK
  • 車庫やガレージがあると雨の日の乗り降りもラク
  • ペットとともに庭で遊ぶ生活が叶う
  • 友人や親戚を気軽に招いてホームパーティーができる
  • 駐輪スペース・ベビーカー置き場を自分たち仕様にできる
  • 防犯のためのライトやセンサーが自由に設置可能
  • D IYスペースがあるので、子どもと一緒に作業が楽しめる

|後悔しない“戸建て選び”のためのヒント|

✔️ 子育てのライフステージを描いてから選ぶ

将来の子どもの成長に合わせて、何部屋必要か、収納はどうか、庭やリビングの広さ、駅からの距離などを家族で描いておくことが大切です。

✔️ 光熱費・維持費を試算しておく

不動産会社に「同規模のマンションとの光熱費比較」を聞いておくと、リアルなコスト感がつかめます。

✔️ メンテナンス予定を前倒しで考える

10年後、20年後に必要な修繕(屋根・外壁・設備など)をリスト化して費用計画を立てておくと安心です。

✔️ 住環境の“柔軟性”も評価基準に

中古住宅を購入する場合は、リフォームで庭を菜園にするなど、「将来どう変えられるか」も選ぶポイントです。

まとめ

戸建ては、子育て中にありがたい「広さ」「自由」「音のしにくさ」といったメリットがあります。

一方で、立地・光熱費・メンテナンス費用といった負担も少なくありません。

選ぶときは、自分たちの暮らしや育児スタイルにどちらが合っているかをしっかり見極めることが大切です。

この記事が、「家を買おうかな」と考えている育児世帯のみなさんのヒントになれば嬉しいです。