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突然はじまった“おしり大好き期”
「おしりー!」「おちんちん!」「うんちー!」
ある日、保育園から帰ってきた娘が、いきなり大声で叫びました。
しかも超笑顔。。
その場にいた私は思わず顔を見合わせ、「えっ!?今なんて!?」と固まってしまいました。
数日前まではそんな言葉、口にしたこともなかったのに…。
思い返せば、これがいわゆる“おしり大好き期”の始まりでした。
本やネットで調べてみると多くの保育園児に訪れる「変な言葉」ブームだそうで、特に男の子に多い印象があったものの、保育園で流行っている言葉や遊びには子供は敏感。
女の子の娘にもやってきたのか〜と、妙に納得してしまいました。
保育園や幼稚園での言葉のシャワー
この時期の子どもって、本当に言葉の吸収がすごいですよね。
保育園や幼稚園という小さな社会の中で、お友達から聞いた言葉や、誰かが笑っていたフレーズをすぐに覚えてきます。
日々の自由遊びの中では“ちょっと変な言葉”が飛び交うこともあるようです。
我が家では前になんでだったか「クレヨンしんちゃん」のアニメが話に出てきて、妻は子供にはあまり見せたくないと話していたけれど、「クレヨンしんちゃん」を見せなくたって、保育園や幼稚園でしっかりと覚えてくるので、安心してください笑
娘の場合も、きっとお友達とのやり取りの中で、面白い響きの言葉として覚えたんだろうなと。
意味がわかっているわけでもなく、ただ“笑いをとれるワード”として気に入ってしまったようです。
「まぁ、そういう時期だもんね」と思えるように
正直、最初は戸惑いました。
どんな反応をしたらいいの?
叱るべき?注意する?それともスルー?
ネットや本を調べて考えた結果、わが家では「まぁ、そういう時期だよね」と受け止めるスタンスでいくことにしました。
公共の場や人前で大きな声で言うのはもちろんNGですが、家の中や家族だけの空間では、そこまで厳しくは注意しないようにしています。
“いけない言葉”と強く否定するよりも、「場面によっては言わない方がいいよ」と、やんわり伝えるようにしています。
注意する?しない? わが家のゆるいルール
わが家のルールはとてもシンプルです。
「人前では言わない」「お店や電車では使わない」それだけ。
言葉自体を否定はせず、使い方や場面を選ぶことを伝えるようにしています。
「今はその言葉、面白いと思ってるんだよね。でもね、言われてイヤな気持ちになる人もいるかもしれないよ」
そんなふうに声をかけると、娘なりに「いいの!みんな言っているもん!」と怒ったりすることもあります。
もちろん一度で伝わるわけではないけれど、「これは怒られることではないけど、場面を選ぶんだな」という意識が芽生えれば十分かなと。
つい笑ってしまうけど…おもしろがりすぎ注意!
正直なところ、言葉のタイミングや声色が絶妙で、つい笑ってしまうことも多々あります笑
「おちんちーん!」と叫びながらぬいぐるみを投げたり、「ママのおしり〜!」と抱きついてきたり…。
「おちんちんじゃないでしょ!」とは言いますが、怒って言うのでのではなく、笑いながらツッコミみたい感じで反応したりします。
でも、笑えば笑うほど、「これはウケるんだ!」と覚えてしまうのがこの時期の子ども。
なので、わが家では怒ったりするような事はしませんが、「面白いけど、ちょっとだけにしようね」と一言添えるようにしています。
ふざけすぎず、けれど否定しすぎない、そのバランスを探る日々です。
保育園のお友達の会話でホッとする
保育園に娘を迎えに行くとまだたくさんお友達がいるのですが、
そこでは「うんちー!」「おしり!」という言葉が飛び交っています。
けっこう厳しそうな家庭の子も漏れなく「おしり!」の一言でガハハ!と大爆笑!
そんな話を聞くたびに、「うちだけじゃないんだ」とホッとします笑
子育てって、こういう“ちょっと困るけど笑えること”の繰り返しかもしれませんね。
いつか終わるブーム。だからこそ今を大事に
この“変な言葉ブーム”も、きっとあと数ヶ月で終わるんだろうなと思っています。
大人になってから「おしり!」「おちんちんー!」なんて言っている人見た事ないですもんね。
以前の「イヤイヤ期」もそうでしたが、そのときは大変でも、あとから思い出すと笑えることばかり。
今はまだ「おしり」や「おちんちん」が面白くて仕方ない娘。
でも、やがて恥ずかしさや言葉の意味を理解し、自然と使わなくなるはずです。
それまでの間は、「大事なのは言葉より、どう伝えるか」
そんな気持ちで、娘とのやりとりを楽しんでいきたいと思います。
まとめ:「言葉の成長」も、ちゃんと見守っていきたい
言葉は、子どもの心と頭の成長を映す鏡のようなもの。
ときに笑わせてくれて、ときにドキッとさせられて、親としては振り回されることもありますが…。
それでも、「言葉をたくさん使う」って、素敵なことだと思うのです。
今は“変な言葉”に夢中な娘も、いつかは「そんなこと言ってたっけ?」と笑う日が来るはず。
いつか娘が大きくなったときに「こんな事言ってたんだよ!」なんて思いながら、その時はきっと私が怒られるのでしょう、、笑
それまでの間、怒りすぎず、笑いすぎず、ちょうどいい距離感で見守っていけたらいいなと思っています。