SNSといえば、X(旧Twitter)やLINE、TikTokなど様々なサイトがあります。
今やSNSを全くやっていない人の方が珍しいのかもしれません。
僕自身、朝起きたら、とりあえずXをチェックするぐらいのヘビーユーザーです。笑
いろんな人が投稿を見て気になったのが、自分自身の写真は載せないにせよ、子どもの写真は載せている人はたくさんいると言うこと。
例えば、LINEとかでも自分の子どもをアイコンにしている人って、そんなに珍しくないですよね?
学生時代の友達のアイコンがいつの間にか子どもの写真に変わっていて、「あっ、子どもいるんだ」って思うこともちょこちょこあります。笑
だけど、友達ではなくあまり良い別れ方をしなかった昔の恋人、あまり良い関係ではない知人に子どもの存在を知られてしまうかもしれません。
そう考えると、子どもの写真をあげるのって危険性はないのか?と疑問に思いませんか?
そんな観点からSNSに子どもの写真をあげることへの4つの危険性を考えていきたいと思います。
目次
不特定多数の人間が自分の子どもの写真を見ている危険性
参考文献:https://www.binged.com
SNSで投稿するという事は、不特定多数の人を公開する事です。
当たり前のことのようですが、ずっとやっているとその事を忘れがちです。
それこそ僕が学生時代の友人に子どもができたことを、アイコンの子どもの写真から知ったと書いていますが、自分の過去に関係していた人も目にするかもしれません。
例えば、昔の恋人なんかも連絡先を知っていれば、SNSによくある「知り合いかも?」のような機能から見つかることもあります。
円満な別れならまだしも、ストーカー化している昔の恋人とかに見られるのは危険ですよね。
また小さな子どもを性の対象として見ている人もいます。
最近では、保育士や経論が子どもにイタズラをして逮捕されたなんて事件がニュースで流れていたりしますよね。
そういう人たちにも、我が子の写真を見られてしまう可能性があるという事を頭に入れおいた方が良さそうです。
不特定多数の人が登録しているSNSでは、自分とは違う価値観の持った人が多くいます。
バズっている投稿を見て、「いいね」はたくさんついているけれど、リプ欄では批判的な事が書かれているのを見たりしませんか?
良かれと思って投稿した内容も良くないと思う人達もいます。
そういった人たちとのトラブルに巻き込まれてしまう可能性は十分に考えられますよね。
その時に標的にされるのは誰でしょうか?
トラブルに巻き込まれなくても、得体の知れない人に愛する子どもの写真を見られるのはちょっと気持ち悪いですよね。
写真から特定 声かけや誘拐される危険性
参考文献:http://housujyuku.com
子どもが運動会で活躍している写真や学校で表彰されている写真。
愛する子どもの活躍している写真は、ついSNSにあげたくなります。
だけど、その写真の背景に写り込んだ看板や電柱、制服、校章、さらには位置情報の自動添付などから、居住地域や学校名が特定されるケースもあります。
「〇〇くん、おめでとう!」みたいな文を添えていたら、名前まで特定されてしまいます。
知らない人でも「〇〇くん、一緒にママのところに行こうか?」なんて声をかけられたら、、
知らない人に声をかけられたとしても、名前で呼ばれたら、警戒心が薄れて危険にさらされるかもしれません。
十分に気をつけましょう!
子どもの写真を悪用するデジタル誘拐の被害にあう危険性

「デジタル誘拐」とは、ネット上での拾ってきた他人の子どもの写真を保存して、無許可で自分の子どもとしてSNSに投稿する行為です。
一度公開してしまった写真は、投稿者の管理から離れて、ネットの世界に拡散されてしまいます。
全く知らない他人が自分の子どもとして投稿したり、児童ポルノサイトに投稿したりする可能性もあります。
一度、ネット上に公開してしまった写真は永遠にネット上に残る「デジタル・タトゥー」だという事を忘れないでください。
子どものプライバシーを侵害する危険性
参考文献:https://www.macleans.ca
親からしたら、子どもはいつまでも子供かもしれませんが、子どもにも1人の人間としてのプライバシーがちゃんとあります。
SNSで子どもの写真を公開するということは、言葉を悪くしていえば「親が子どもプライバシーを晒す」と同じ行為です。
オーストリアでは10代の女の子が、自分の小さな頃のオムツ交換やトイレトレーニングの写真をSNSに公開し続ける両親を訴えたという事件もあります。
上のトピックでもあげましたが、ネットにアップした写真は公開したその瞬間だけではなく、永遠に残り続けます。
もし自分が思春期の学生だったとして、親があげたオムツ姿の自分などを同級生に見られたら、どう思うでしょうか?
親にとっては“微笑ましい思い出”でも、本人にとっては“恥ずかしい黒歴史”になることもあるのです。
小学校、中学校に上がった時に過去の写真からいじめに発展する危険性もあることを考えておきましょう。
元ストーカーと自称する伊藤ロマさんがSNSの顔出しに注意喚起
Twitterでネットに上がった写真から特定することが得意だったいう「伊藤ロマ@金魚」さんがタイムラインで、たまた見かけた子どもの写真からどこまで特定できるかというのを試した時のツイートを紹介させていただきます。
https://twitter.com/kingyo_roma/status/612108808303697920
伊藤ロマさんは、あくまでも注意喚起のために、「一枚の写真からここまで特定できるんだよ」という事を書いていますが、もし悪意の持った人が、、と思ったら恐ろしいですよね。
ちなみにこのツイートを公開した後に、「この写真から特定してください」という依頼が多数寄せられたようです。
最後に
可愛い子どもの写真が撮れたら、多くの人に見てもらいたい!
そんな風に思うのは普通のことだと思います。
だけど、SNSに写真を投稿する前に下の4つをもう一度思い出してください。
- SNSは不特定多数が見ている「公開空間」
- 投稿写真から個人情報が簡単に特定される
- 写真は悪用・拡散されるリスクが常につきまとう
- 子どものプライバシーは親が守るべきもの
SNSに写真をあげること自体は、あくまでも自己責任です。
だけど、たった1枚の写真から大きな事件に子どもを巻き込んでしまう危険があるという事を投稿ボタンを押す前に今一度考えて見た方がいいのかもしれません。