日常生活

夜泣き・授乳で眠れない親必見|睡眠の質を上げるコツと便利アイテム

育児についての本や情報を探すと、「赤ちゃんをどう寝かせるか」「夜泣きをどう乗り越えるか」といった子どもの睡眠に関する内容はたくさん見つかります。でも、「親自身の睡眠」について書かれたものは、驚くほど少ない――それが、当時の私の正直な実感でした。授乳のたびに目が覚め、嘔吐や夜泣きに対応しながらシーツを替えて、タオルを探して…そのすべてが終わってようやく横になれたかと思えば、次の泣き声が聞こえてくる。まとまった睡眠は夢のようで、近所のコンビニに行くことすらしんどく感じる。あの頃の私は、心も体もすっかりすり減っていました。

「眠れないのが当たり前」になった日々

最初のうちは、「みんなそうだから」と今は耐える時だと自分に言い聞かせていたのですが、ある時ふとした拍子に涙が出ました。自分でも驚くほど気持ちが沈んでいて、「これはただの寝不足じゃないかもしれない」と気づいた瞬間でした。あの時にメンタルクリニックにでも行けばきっとうつ状態だと診断されたと思います。。
感情のコントロールがうまくできずにその時は夫婦喧嘩もよく起きていた気がします。

それでも育児は待ってくれません。
育休が終われば、仕事だってこなさなければいけない。
睡眠は細切れで夜は寝かしつけからの寝落ち、朝は泣き声で強制起床。自分の心と体が回復しないまま、毎日が積み重なっていきました。

「長く眠れないなら、質を上げよう」と考えた

そんな状態を抜け出すきっかけになったのは「睡眠時間が取れないなら、せめて質を上げよう」と思ったことでした。ここから、私の“睡眠の質改善”がスタートしました。

実際に使って効果を感じたおすすめアイテム

● ひつじのいらない枕


この枕が私の睡眠の質改善プロジェクトのスタートでした。笑
決して安いものではないので買うときは勇気がいりました。
が、、!買って大正解!枕に頭をうずめると本当に気持ちいい!

短時間の睡眠でも朝の疲労感が減ったのを実感しました。夜中に何度も起きる生活の中では「寝るたびにちゃんと首が休まる」感覚があるのはありがたかったです。

● 完全遮光のアイマスク


慢性的に眠りが浅いと特に夏場など日が昇って外が明るくなってくるとその明るさで起きてしまう事多かったのですが、このアイマスクはしっかりとフィットし、“完全な暗闇”を作ってくれました。

子供のお昼寝の時間に一緒に寝る時にも外の明かりに影響されることなく寝れるので、回復力が格段に違いました。

● リカバリーウェア(TENTIAL「BAKUNE」とVENEX)


最初は「本当に効果あるの?」と半信半疑でした。
だって来ているだけで回復するなんて、そんなゲームみたいな事ありえる?と本当に思っていましたが、安いものでもないし失敗したら結構痛い、、だけど、楽天のポイントが貯まっているとき、思い切ってまずは上着から買ってみました。
そして実際に着てみると全然違う!
肌が出ている部分よりも、生地が体に触れている部分の方が心地よく、体がゆるんでいくような感覚。

最初はシャツだけで試してみたのですが、すぐにボトムスも買ってしまいました。
もはや「なんで上下一緒に買わなかったんだ、、」とちょっと後悔したぐらい、、笑
毎日着るものと考えると、決して高い買い物ではなかったと思います。

今では洗濯の時用の予備も揃えています。

自分を労わることで、家族にも余裕が生まれた

こうした小さな変化の積み重ねで、少しずつ気持ちにも変化が現れました。たとえば、以前なら寝不足でイライラしていた朝でも、気持ちが穏やかでいられることが増えたんです。

眠れるようになると、心にもゆとりができて、子どもの泣き声に対しても少し冷静に対応できるようになりました。育児が楽になるというよりも、「自分の中の余白」が少しだけ戻ってきたような感覚です。

「親が眠ること」は、育児において大切なこと

子どもの笑顔のために、家族のために、毎日頑張っている親たち。だけど、自分自身の体と心が回復してこそ、子どもとしっかり向き合えるというのもまた真実です。

長時間眠ることは難しくても、質を高める工夫はできます。枕を変える。アイマスクを使って光を遮断する。スマホの使用を控える。リカバリーウェアを着る。そのどれもが、自分の睡眠の質を守るための手段になります。

親だって疲れて当然。眠って当然です。

今日も誰かの育児が、ほんの少しだけラクになりますように。