日常生活

赤ちゃんのつかまり立ち・歩き出しが遅い?月齢別の発達目安と家庭でできるサポート

赤ちゃんの成長は本当に個人差が大きいものです。とはいえ「そろそろ立つ時期なのに…」「周りの子はもう歩いているのに…」と焦ったり不安になること、ありますよね。この記事では、つかまり立ちや歩行に関する成長の目安、発達がゆっくりなときの考え方、家庭でできるサポートや受診の目安についてお話しします。

月齢別|つかまり立ちと歩行の一般的な発達目安

  • 6〜8ヶ月:おすわり・ずり這い・ハイハイが始まる頃
  • 8〜10ヶ月:つかまり立ちができるようになる子も
  • 10〜12ヶ月:伝い歩き → つたい立ち → ひとり立ち
  • 12〜15ヶ月:一歩、二歩と歩き出す子が多い
  • 15ヶ月以降:安定した歩行へ

※もちろん、この通りでなくてもまったく問題ありません。

あくまで目安なので、遅れていても気にしないで全然大丈夫です。

赤ちゃんによっては歩き出しが1歳半前後になる子もいます。

「うちの子、まだ立たない…」は本当に遅いの?

「つかまり立ちがまだ」「伝い歩きをしない」といった不安の声は多いですが、体の発達はひとつひとつ順番を踏んで進むため、焦りすぎは禁物です。

「あれ?うちの子まだ立たないなぁ」なんて不安に感じたりもしますが、気づいたら、どんどん立ち上がって歩けるようになっていますよ!

✓ ハイハイがじっくり長い子は、実はその後の歩行が安定しやすいという説もあります。

✓ 小柄な子や慎重な性格の子は、立つことに時間がかかることもあります。

こんなときは小児科・保健師に相談を

成長には個人差がありますが、以下のような場合は一度専門家に相談してみましょう。

  • 1歳を過ぎてもおすわりやハイハイができない
  • 足を床に着けようとしない(足の裏で立とうとしない)
  • 極端に左右どちらかばかりを使う
  • 身体のかたさ・やわらかさが気になる

多くの自治体では、乳幼児健診や育児相談窓口で気軽に相談が可能です。医師の診察が必要になるケースも、早期に気づけることで対応しやすくなります。

家庭でできる!発達サポートのポイント

  • 赤ちゃんがつかまりやすい高さの家具を配置する
  • ソファや手押し車などで「立ちたい」「動きたい」気持ちを引き出す
  • 手を引いて無理に立たせるのではなく、自分から動きたくなる工夫
  • 床にやわらかいマットを敷き、安心して転べる環境を整える

不安な気持ちに寄り添うために|親ができるメンタルケア

赤ちゃんの成長を見守る中で、「なんでまだできないんだろう」「私の育て方が悪かったのかな」と自分を責めてしまう親御さんも少なくありません。

でも、どんなに手を尽くしても、成長にはその子自身のタイミングがあります。
医療や育児の専門家たちも、「赤ちゃんの発達には幅がある」ということを一貫して伝えています。

  • 周囲の子と比べすぎない(SNSとの距離感を保つ)
  • 相談できる大人を持つ(夫婦間、親戚、地域の子育て支援など)
  • ひとりで抱え込まない(言葉にするだけで心が軽くなることも)

子育ては、親の“安心感”が赤ちゃんにも伝わります。
最近では色んな育児書があって、SNSを見れば、他の家庭の子供の成長もよく見えてしまいます。
ですが、それが正解なわけではありません。
不安を感じること自体は悪いことではありません。その気持ちに気づいてあげられる自分を、どうか責めずに子供の踏み出す一歩を見守ってあげましょう。

成長を「比べない」ためのヒント

昨今ではSNSで回りが見えてしまい、つい周りの子と比べてしまいがちですが、比べるべきは“昨日のわが子”。

昨日できなかった動きが今日はできた、興味を持って近づいた、そんな小さな変化を一緒に喜ぶことが一番の応援になります。

まとめ|「まだ」は「これから」がたくさん

つかまり立ちや歩行のスピードは本当に人それぞれ。

焦らず、でも見守りすぎず。赤ちゃんのペースに合わせて、親ができる小さな工夫や気づきが、大きな一歩に繋がっていきます。

「まだ」は「これから」がたくさんあるということ。自信を持って見守っていきましょう。

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