「あと5分で出かけるよ〜」
「ごはんまであと10分ね!」
こんなふうに時間を伝えても、3歳の娘にはあまりピンときていない様子。
「あと何分ってどれくらい?」と聞かれたり、「まだ?」と何度も確認されたり…。
わが家では、そんな娘に“時間の感覚”を少しずつ伝えていけたらと思い、はじめての時計選びを一緒にしてみました。
今回は、実際にわたしが娘と一緒に取り組んだ「時計との付き合い方」と、
「時間を“感じる”力を育てる工夫」についてご紹介します。
目次
なぜ3歳で時計に興味を持ち始めたの?
3歳ごろになると、保育園や家庭でのスケジュール管理が少しずつ始まり、
「〇時にお出かけ」「あと10分で片付けようね」など、“時間”をキーワードにした声かけが増えてきます。
ただ、実際には「10分ってどれくらい?」「短い針ってなに?」という状態。
この時期は、まだ「分」や「時間」という単位は理解できなくても、
生活の中で“時間と行動”がセットで起こる経験を重ねていくことで、自然と感覚が育っていくのだと感じました。
わが家が選んだ“はじめての時計”とその理由
娘が「じぶんの時計」を持つことにワクワクするかな?という期待も込めて、
壁掛けのアナログ時計を娘用にもうひとつ用意しました。
そして、娘の目線に合わせた高さにかけてみました。
「これは○○ちゃんの時計だよ〜」と伝えてあげたところ、
娘はとっても嬉しそうに時計を見つめて、「これは○○ちゃんの時計なんだぁ」「いま何時?」「長い針ってどこにあるの?」と質問攻めに!
時計を見るのが“楽しいこと”になり、いつの間にか毎朝「今、何時かな〜?」と指を差してくれるようになりました。
時計選びのポイント
- 数字が大きくて見やすい(1〜12が明確に表示されている)
- 長針・短針の色分けがあると理解がスムーズ
- 軽くて安全、かつ“本物感”のあるつくり
✅ わが家では、シンプルだけど読みやすいアナログ時計を選びました。
カラフルで知育に特化したものもありますが、最初は「読みやすさ」と「親しみやすさ」で選ぶのがおすすめです。
子どもに“時間の感覚”を育てるためにやったこと
①「◯時になったら〇〇しよう」と具体的に伝える
たとえば「長い針が6のところに来たらごはんにしようね」とか、
「短い針が7のところに来たらパパが帰ってくるかも」と、行動と時間を結びつけて声かけ。
② 時計を指差しながら伝える
「この長い針が、ここにきたら終わりだよ」など、針の位置を一緒に確認。
視覚で理解しやすくなり、自分から「あとちょっとだね!」と言ってくれることも。
③ 遊びの中で“時計ごっこ”
ぬいぐるみに「ごはんのじかんですよ〜」と呼びかけたり、
「今、何時だと思う?」とクイズ形式にして楽しむことも。
よくある質問とわが家の考え方
Q. 時計はいつから使い始めるのがいいの?
→ 数字や“針”に少し興味が出てきた頃がベストタイミング。3〜4歳くらいから少しずつが◎
普段、パパもママもスマートウォッチをずっと着けているので、その影響か娘も時計に興味を持つのが早かった気がします。
Q. 読めなくても大丈夫?
→ はい、最初から正確に読める必要はありません。「◯時に◯◯した」などの体験が大事です。
Q. 時計を意識させすぎるとプレッシャーにならない?
→ “見るのが楽しい”“自分で確認できた”という体験を大切にすることがポイントです。
我が家では時計を指して、娘に「今は何時?」と問うような事はせずに、あくまでも聞かれたときに「何時何分だよ」と答えてあげています。
まとめ|「時間を読む」より「感じる」が先!
わたし自身、最初は「時計って難しいかな?」と思っていましたが、
“娘専用の時計”を用意してあげるだけで、想像以上に楽しく興味を持ってくれました。
いまでは「7時になったからお着替えするね!」と、自分から動ける場面も増えました。
大切なのは、「正確に読むこと」ではなく、時間が流れていることを“感じる”経験を重ねること。
そのきっかけとして、親子で一緒に時計を選ぶ時間もとてもいい思い出になりますよ🌱
おまけ:おすすめの時計
以下のような時計は、はじめてのアナログ時計にぴったりです。
お子さんの成長に合ったものを選んでみてくださいね。