娘はまだ1歳になったばかりで、保育園に通いはじめて数週間しか経っていない頃。
先生からはお迎えの際にママだけに伝えられたようで、私はそのとき初めて状況を知ったのです。
正直、心配と同時に「なぜ自分には伝えてくれなかったのか」というモヤモヤが残りました。
娘の小さな歯型が腕にうっすらと残っていて、それを見るたびに胸がぎゅっと締めつけられました。
目次
翌朝、保育園に確認したこと
モヤモヤしたままではいられず、翌朝自分から先生に話しかけました。
「昨日のことなんですが、少し詳しくお話を伺えますか?」と。
先生は状況を丁寧に説明してくれ、「実はお迎え時にママにはお伝えしていたのですが…」と続けました。
その言葉に、やっぱり…という思いと同時に、「共働きなのに、片方だけに伝えるのはやめてほしい」と感じ、率直にその思いを伝えました。
先生には申し訳なかったですが、かなり温度感の高い話し方になっていたのを覚えています。
保育士さんとの対話で見えたもの|保護者ができる関わり方
翌朝、昨日の自分の対応を少し反省し、また感情的な部分が強すぎたので冷静にちゃんと話したいと思い、先生に改めて話しかけました。「昨日はちょっと感情的になってしまって、すみません。」
先生はすぐに丁寧に状況を説明してくれて、どのように対応したか、今後どう見守っていくかなども真剣に話してくださいました。
そのやりとりの中で、「今回のように大事に至らなかった場合、噛んだ子の保護者には伝えないことになっている」と説明され、そこはあまり納得できませんでした。
また、昨日の「ママには伝えたのですが…」という説明も違和感を感じた部分も冷静になった状態で改めて伝えました。。
共働きの我が家ではパパとママが同じように子育てに関わっています。
保育園からの連絡が片方の親だけに伝わるというのは、情報の偏りを感じたのと日々連絡帳で何かあったときは家庭側からも情報を記載しています。
トラブルがあった時に連絡帳に記載してくれなければ、連絡帳の存在意義は、、?
こういった情報の連携も信頼関係に関わってきます。
私は「できるだけ両方の保護者に伝えてほしい」「噛んだ側の保護者にもきちんと伝えるべき」と、率直に自分の気持ちを伝えました。
保育園側からしたら、めんどくさい保護者だと思います。
先生方が大変な仕事をしているのも重々承知しています。
だからといって、大切な子供たちの安全を疎かにしていい理由にはなりません。
我が家ではママは穏便に対応してくれるので、それならばパパは嫌われ役を買ってでも良いから、率直に伝えました。
その結果、園内でも方針を見直す機会になったようで、今では「加害側の保護者にも基本的に状況を伝える」「保護者間の情報共有にも配慮する」といった改善がされたと伺いました。
それからは娘の小さな変化も先生に伝えるようになり、気になることがあれば早めに確認するように。
少しずつ、保育園との信頼関係が育っていった気がします。
子どもが噛まれた体験を通して学んだ「信頼」の大切さ
今思うと、あの「噛まれた日」はただのトラブルじゃなかったんです。
トラブルがあったからこそ、お迎えや預ける時のちょっとした会話以外のちゃんとした会話ができたと思うし、そういった声にちゃんと対応してくれた事も信頼関係を繋がりました。
親として「預ける責任」を強く実感し、先生たちと真剣に向き合う大切さを学んだ出来事でした。
あれがあったからこそ、今は安心して保育園に送り出せています。
保育園トラブル時に親が心がけたい3つのポイント
- 感情的になったとしても、自分を責めすぎない
- 先生に率直に気持ちを伝える
- 子どもの変化に目を向け、家庭でもフォローする
この3つを意識するだけで、保育園との関係もグッと良くなると感じました。
まとめ|保育園でのトラブルは「成長のチャンス」になる
あの日、思わず強く言ってしまった自分を責めたけれど、
今なら、あれも親としての“精一杯の心配”だったんだと認められます。
もし今、同じような経験で悩んでいる方がいたら、こう伝えたいです。
「大丈夫、ちゃんと気持ちは伝わっている」
不器用でも、心配しすぎでも、それだけ子どもを大切に想っている証拠。
その気持ちは、必ず子どもにも伝わっています。
ゆっくりでいい。親も、子どもと一緒に成長していきましょう。