日常生活

子どもの事故は“すぐそこ”にある|駐車場で起きた一瞬のヒヤリ体験と親としての対策

最近、車を運転していると、駐車場で小さな子どもが手をつながずに走り回っている光景をよく目にします。

ほんの一瞬のことなのですが、ハンドルを握っている側としては心臓がキュッとなるような不安に襲われます。
「もしこの子が、いきなり車の前に飛び出したら…?」

駐車場は一見安全そうに見えて、実は歩行者と車が非常に近い危険な空間
しかもそこにいるのが、動きも予測しづらい小さな子どもだったとしたら…
事故が起きるのは、ほんの数秒の油断でしかありません。

私自身、親になってからは特にその危うさを強く感じるようになりました。
そして先日、自分たちも「ヒヤッ」とする経験をしたことで、よりいっそうこのテーマに向き合うことになりました。

今回はその体験をもとに、親としての反省や対策、そして他のご家庭にも伝えたい「駐車場での子どもの安全を守るための工夫」について綴ります。

何気ない日常の一場面で起きた“ヒヤリ”

その日は家族で近所のスーパーへ。日曜の昼間で駐車場は混み合っていました。

ちょうど空きができたので、車をバック駐車しようとしました。

その瞬間、モニターに映る横切る子供の姿が、、

すぐに気づいて止まったのですが、バック駐車を横切る子供の後ろにはスマホいじりながら歩いている、その子の親が、、
もし少しアクセルペダルを強く踏んでいたらと思うとゾッとする出来事でした。

駐車場は“公道以上に危険”かもしれない

駐車場はスピードが遅いから安全、と思ってしまいがちですが、実は
・歩行者と車の境界が曖昧
・運転手の注意が散漫になりやすい
・小さな子どもは死角に入りやすい
というリスクが潜んでいます。

警察庁や国土交通省の統計でも、駐車場内での事故件数は年々増加傾向にあると報告されています。

子どもは“止まれない・見えない・読めない”

子どもは危険を予測したり、車の動きを読むことがまだ難しい年齢です。

親が「止まって」と言っても、興奮していたり、気がそれていたりすれば、飛び出してしまうことも。

だからこそ、親の側でルールや行動を明確にしておくことがとても大切です。

我が家が実践した安全対策

  • 親が先に降りて安全確認
    トランクを開ける前に子どもを降ろすのは避け、周囲の車の動きを確認するように。
  • 手つなぎの徹底
    「ママの手は魔法の手」と伝え、手をつなぐことを楽しい習慣に。
  • 止まる・見る・聞くの練習
    道路や駐車場では「いち、に、さん」と声かけしながら止まる練習を繰り返します。
  • 買い物前の安全確認ルーティン
    「今日は車が多いよ、手をぎゅっとね」とその場で伝えることで意識が高まります。

“うちの子は大丈夫”が一番危ない

私自身は駐車場内では必ず子供の手を繋ぐようにしています。
「うちの子は慎重だから」という油断は禁物です。

でも、どんな子どもでも、一瞬の判断ミスや思わぬ行動で事故は起こり得ます。
怒ってしまった事故は取り返しがつきません。
たった一瞬の判断で子供の未来が失われてしまうかもしれません。
駐車場内では車が気を付けるべきだ!と思ったとしても、失った未来は戻ってきません。

日々の行動の中で「駐車場は危険が潜む場所」と親が再認識することが大切だと痛感しました。

まとめ|“当たり前の安全”を積み重ねる

小さな子どもの命を守るためには、ほんの少しの声かけや習慣づけがとても大切です。

事故は一瞬。けれど予防は、日常の中で何度でもできます。

この記事が、同じように子育て中のご家族にとって、小さな気づきになれば幸いです。